2025.10.26

卵子の質を下げてしまう生活習慣

「卵子の質」「卵子の老化」は妊娠のための大きなポイントとなります。
先日は「卵子の質を高める方法」についてご紹介しましたが、逆に、知らず知らずのうちに卵子の質を下げてしまう生活習慣についてご案内したいと思います。

「頑張っているのに結果につながらない」理由をみつけるヒントになればと思います。

●卵巣の冷え
手足の冷えだけでなく、妊娠には下腹部の冷えも要注意です。
冷たい飲み物、夜遅い食事、薄着、長時間の座り仕事などは血流に滞りを生じ、卵巣も冷えやすい状態となり、卵子のスムーズな発育にも好ましくない環境になってしまいます。

●睡眠不足と夜型生活
夜更かしや睡眠不足は、ホルモンの分泌リズムを乱し、卵巣の働きを弱めます。
「修復と再生」の時間帯に十分に休めないと、細胞の酸化や老化が進みやすくなります。

●ストレスと自律神経の乱れ
精神的なストレスは卵巣機能にも影響します。
イライラ・焦り・不安が続くと、脳から卵巣へのホルモン指令が乱れ、排卵がスムーズに起こらなくなることもあります。

●食生活の乱れと酸化ストレス
過剰な糖質や加工食品、揚げ物、スナック菓子などは、体内に“活性酸素”を増やし、卵子を酸化させる原因になります。
また、急激な血糖値の変動はホルモンバランスを乱し、卵巣への栄養供給を妨げることとなります。
バランスのとれた食事を心がけ、抗酸化力のある食材（旬の野菜・発酵食品・海藻など）を積極的に取り入れるのがおすすめです。

「卵子の質」は、“毎日の積み重ね”を反映するものですから、日々の生活を見直し改善することは卵子の質に好ましい影響を及ぼすことにつながります。
何か特別なことをするよりも、まずは、よく眠り、体が喜ぶ食事を心がけ、ゆったり過ごす時間を増やすことを意識してみましょう。

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