体外受精時代。胚移植と漢方薬について。

今は、多くの方が体外受精にトライされる時代。
お越しくださる方も、過去または現在で体外受精をおこなっておられる場合が大変多くなっています。
30歳代後半になると、一度は体外受精を意識される方も多いのではないでしょうか。

漢方という側面から体外受精をサポートする立場としては、初回の体外受精で妊娠に至って欲しいと願っています。
そのためには、体外受精を受ける時点でカラダを「妊娠できる状態」に整えておくことが大切です。

私たちの日々の漢方相談の場で最も多いのが、「着床しない」というもの。
そして、着床しないためさらに採卵を重ねることになり、「採卵困難」に。

漢方での「体づくり」では、着床しない状態を引き起こす要因のうち「子宮内膜の瘀血」を改善することを最優先と考えます。
「瘀血」とは、漢方的表現ですが、イメージとしては血行が悪い状態が長く続き体の働きに悪影響を及ぼす状態のようなもの。
子宮は血液が集まり留まるところであり、その血液は子宮内膜の原料ともなるもの、と考えれば、血行が悪い状態が続くことは子宮環境にも良い影響をもたらすとは考えられませんよね。

また体外受精の最初のステップである採卵では、より「状態の良い元気な卵子」をつくる卵巣機能が必要です。
ホルモン補充や排卵刺激などにも反応出来なくなった卵巣の働きを回復するには、臓器として元気にしてあげることが大切だと考えます。卵巣自体が元気になれば本来の働きを発揮し「採卵できる状態」になれると期待できます。このエネルギーを補う要素を漢方的には「補腎」と表すのですが、いかに効率良く「補腎」をするかが体外受精を支える根本の補強につながるのです。

体外受精件数が増えるほど、成功例も増えますが成功に至らないケースも増えています。

成功に不安を感じたらできるだけ早く体を立て直すべきだと思います。

「カラダが変わる」には、一定期間を要します。
けれど、今の状態が「これまでの日々の積み重ね」であるように、これから先の状態もまた「今後の日々の積み重ね」により変化していくことと思います。

本当に願い、思い悩む方々に正しいメッセージをお伝えできればと思っています。

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