低温期は低温期らしく
基礎体温は、そのものは一定であるものですが、ホルモン分泌だけでなく、睡眠時間や測定条件、季節の気温、さらにはメンタルの状態にも影響を受けます。
そのため、できるだけ同じ条件で測ること、そして数値に一喜一憂しすぎず、大きな流れを見ることが大切です。
基礎体温は、生理初日から排卵までの「低温期」と、排卵後の「高温期」に分かれ、周期の中でおおよそ半分ずつを占めます。
この低温と高温の切り替わりがシャープで、周期の前半と後半がバランスよく推移していることが、安定した月経周期の基本です。
ところで、女性は基本的に冷えやすいため「とにかく温めなければ」と意識されている方が多いのも理解できます。
もちろん冷え対策は妊活において重要ですが、「いつの時期でも」「どの場所も」「強く」温めれば良い、というわけではありません。
大切なのは、温める「時期」と「程度」です。
特に低温期は、その名の通り、体温がやや低めであること自体に意味があります。
この時期は卵胞が育ち、卵子が成熟していく大切な期間ですが、体温が必要以上に高くなりすぎると、卵子の発育環境としては適さなくなる可能性があります。
卵子はとてもデリケートです。
できるだけ急激な変化のない、安定した“居心地の良い環境”を整えてあげたいものです。
冷え性だからといって、過剰にカイロを貼り続けたり、頻繁にホットヨガや高温のサウナに入ったりするような「過激な温め方」はおすすめできません。
卵子にとっても、アツアツの環境は決して快適とはいえないでしょう。
また、高温期も「高ければ高いほど良い」というものではありません。
必要以上に体温が上がり続ける状態は、身体にとって負担になることもあります。
温めグッズや外からのサポートを上手に使うこと自体は悪いことではありませんが、「心地よい」と感じる範囲かどうか、ご自身の感覚も大切にしてみてください。
熱いと思うほど温めて頑張るより、「自然にラク」「ほっとできる」状態こそが、身体にとっての適温かもしれません。
ご自身が快適に過ごせているとき、きっと卵子も安心して育っているはずです。
低温期は低温期らしく、高温期は高温期らしく。
季節と身体のリズムに沿って、ほどよく快調な毎日を目指していきましょう。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。
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