不妊治療費「高額化」と漢方療法
ここ数年、安易に体質改善ができると勘違いしてしまうような風潮が感じられ、誇張した表現に振り回されて本質が見えにくい傾向が強くなっているように思います。
「不妊治療を続けながらの体質改善は経済的に無理・・」と、漢方による体づくりの必要性を理解していても、中途半端になってしまう人もおられます。
不妊治療がうまくいかない人ほど不安が大きくなり、「もっと治療しなければ・・」という気持ちが強くなるのもよくわかります・・・本当に苦しい思いをし続けて、それでもなお追い詰められてご相談くださると、どうにかして「妊娠できる体」になっていただきたいと思うのです。
不妊治療でも結果が出ない、結果が出ないからもっと治療を望むが、時間の経過により状況は厳しくなるばかり・・・
つまり、体質改善の必要なかたほど、体質改善に目を向ける余裕もなく、落ち着いてご自身の体調に向き合う時間もない、という傾向が見られるように思います。
先日のお客さまも、検査だけでも数十万円もかかり、さらに高額な不妊治療も1回では済まない、となると、仕事も家庭生活も「すべては不妊治療のため」に必死で、”赤ちゃんが欲しい”という純粋なご夫婦の願いからかけ離れた過酷な現実に、もがき疲れた・・と言われました。
不妊治療が、悩めるご夫婦にとって救済策となるように願いたいと思います。
参考:
「体外受精」で、1回当たり50万円以上かかった人の割合が約10年間で2.7倍に増え、治療費の高額化が進んでいるとの調査結果を、NPO法人がまとめた。約2割の人が総額で300万円以上を払っており、治療費負担が増している。https://mainichi.jp/articles/20190403/k00/00m/040/272000c
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