30歳代後半から40歳代の方で、すでにある程度の不妊治療を経てのご相談が多いのですが、
何年も通院しながら、不妊の基本検査を受けていない方が見受けられます。
たとえ「高齢だから老化が原因に決まってる!」としても、やはりご自身の状態を知っておくことは
大切なことだと思うのです。
治療がうまくいかなかったときも、「年齢のせい」と言ってしまえば、その通りなのかもしれませんが、
でも、それでも・・良くても悪くても見通しを立てることも必要だと思います。
急がねばならないのか、治療法は選べるのか、期間的な猶予がどの程度あるのか・・・
年齢的に余裕がないことはわかっていても、より個々人の状態に応じて可能性をすこしでも拡大できるならば、
貪欲に追求したいというのが本心だと思います。
そして、私どもにご相談いただくお客さまも、わずかの可能性でも高めたいと願っておられます。
通院されている方、不妊治療をお考えの方、不妊かもしれないとご心配な方、・・
ぜひ、ご自身を守るためにも、きちんと一度は不妊検査を受けておかれた方がよいと思います。
漢方による体質改善においても、不妊検査の結果も考慮して処方を考えていきます。
そして、漢方薬を飲んでおられる方、・・
昨日も、とある漢方薬局で、とある漢方薬を服用しているというお客さまがご相談にみえましたが、
”漢方”とは名ばかりで、漢方理論とは無縁のサプリメントを組み合わせたものを服用されていました。
漢方はカラダのはたらきに作用するものですが、サプリメントは成分的な補充を目的としたものです。
また、ある生薬を高額で販売して、”漢方”をイメージさせているようなケースもみられます。
漢方は、有効生薬をルールに従って一定比率で配合した(組み合わせた)もので、
この組み合わせ比率によって内臓機能へアプローチできるものです。
ご利用になるお客さまが、疑いや不信感ばかりでは、うまくいくことも失敗してしまいますが、
惑わされて本質を見失わないように気を付けることも大切です。
私は、お客さまにとって、できるだけ近道になる方法をご案内するよう心がけています。
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