不妊にならない食生活と漢方について

男性不妊や不妊予防の漢方相談で
必ずアドバイスをしていることのひとつが「食事」についてです。

多くのお客さまが
「何を食べれば妊娠にプラスになりますか?」と訊かれます。
ほとんどのケースでお答えするのが
「まずは、マイナスになることをやめましょう。」ということ。

今回の報告にあるような状態を漢方では「逖€血」といって
血液が濃くなったり、ドロッとして流れが滞ったり、
老廃物がたまってしまったりしたような状態をあらわし、

女性の場合は、冷え性・肩こりなどや自身の月経血の様子などから、
いわゆる「血行不良」「血流が悪い」といえばイメージしやすいですが、

男性は、生活習慣病の症状が出始めるまでは、
なかなか意識されないことも多いのではないでしょうか。

「味付けの濃いメニュー」「動物性脂肪の多い食事」は、逖€血のもと。

漢方では、
本来のカラダに備わった機能を妨げる要因となる「逖€血」は、
最大の不妊原因として挙げられます。

せっかく良い方向に進もうとしていても
自らの生活習慣がブレーキをかけていないか、
コントロールするのは、まさに自分次第ですね。

【テーマ関連記事】
詳細は、こちら(~週刊ポスト2012年10月19日号~)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121013-00000021-pseven-soci
* * * * *
 現在、日本では10組に1組の夫婦が不妊に悩んでいる。そのうち女性に原因があるケースが45%、男性に原因があるケースが40%、原因不明のケースが15%と報告されている。

 この中で男性不妊の割合は年々増加傾向にある。環境ホルモンや様々なストレスを受けることによって、身体の中で発生する活性酸素が男性不妊の増加に拍車をかけていると指摘する報告もある。

 これまで食事の内容と不妊の関連については複数の研究で報告されているものの、一貫した結果が得られなかった。そんな中、米国ニューハンプシャー州・ハノーバーのダートマス医科大学産婦人科のジル・アタマン博士らは2006年12月から2010年8月にかけてマサチューセッツ総合病院不妊治療センターを受診した米国人男性99例を対象に、質問票による食事調査と精子標本の分析を実施した。そのうち23例では、精子と精液中の脂肪酸濃度も測定した。

 その結果、食事で脂肪の摂取が多かった群の男性は脂肪の摂取が少なかった群の男性に比べて、射精1回あたりの精子数が43%減少、単位精液量あたりの精子濃度は38%も減少していることが分かった。

 さらに食事中の脂肪の質を比較・検討すると、精子の数と食事中の飽和脂肪酸の量に明らかな関連性が見いだされた。すなわち、肉やバターなどに多く含まれている飽和脂肪酸の摂取量が多い男性は摂取量が少ない男性に比べて、精子濃度が41%も低かったのだ。

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