「妊娠できたらなんとかなるはず」と思っていた方へ
「妊娠判定おめでとうございます」
何度も気持ちを立て直しながら、やっとたどり着いたその瞬間かもしれません。
「よかった」という安堵と、「これでようやく」という気持ちが重なって、涙が出た方もいらっしゃると思います。
でも、ここで、正直にお伝えしたいことがあります。
妊娠は、赤ちゃんに出会うための大事な通過点でありあらたな出発点であるということです。
陽性反応が出ても、そこからが身体にとってはむしろ正念場です。
着床してから8週頃までの間に、赤ちゃんの主要な器官がつくられます。
それと同時に、お母さんの身体はホルモンが急激に変化し、子宮の環境を必死に整えようとしています。
ましてや体外受精などのホルモン治療を経て妊娠された方は、治療の過程でご負担も重なった状態です。
この時期に「妊娠できたから、もう大丈夫」と気を緩めてしまうのは、少し慎重に考えなければなりません。
妊娠したことと、出産までの体力が万全であることは、必ずしも同じではない
流産は、あなたのせいではない。でも、あなたの体で起きた状態です。
デリケートな話題ですが、あえてお伝えします。
不妊治療を経て妊娠された方の中には、妊娠初期に流産を経験される方が一定数いらっしゃいます。
その多くは染色体の問題とされていますが、子宮の血流や身体の回復力が、着床後の赤ちゃんの育ちに影響することも、漢方では長年経験してきていることです。
「妊娠後のケアにも意味がある」ということを、知っておいてほしいのです。
妊娠してからのケアが、赤ちゃんを守ることに直結します
妊娠初期に大切なのは、身体を冷やさないこと、血の巡りを保つこと、そして無理をせず消耗した身体を回復させること。
心身ともにゆったりと、赤ちゃんに優しい時間をお過ごしいただきたいのです。
漢方には、妊娠中でも安心して使えるものがあり、この時期の身体を自然な形でサポートすることが期待できます。
「妊娠したから漢方は卒業」と思っていた方にこそ、もう少しだけ続けることをおすすめします。
治療が終わったあと、身体のことを相談できる場所がなくなってしまったと感じている方は、意外と多くいらっしゃいます。
妊娠初期の不安や体調のこと、一人で抱え込まないでお声がけください。
妊娠への体づくりに近道はないかもしれません。
でもあなたにとっての最短ルートはあるはずです。




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