「卵子の質」と本気の妊娠力
「卵子の質が良かったら・・・」
不妊治療の現場では、よく耳にされる言葉ではないでしょうか。
たしかに卵子は年齢の影響を受けます。
そのため「質が良くないのは年齢のせい」と説明されれば、多くの方は納得せざるを得ません。
しかし、一陽館薬局ではこう考えます。
◎卵子は、あなたの体の一部であること
◎卵子は“数”より“質”で勝負すること
◎卵子の質は、その時のあなたの全力を反映していること
先日ご相談くださった40代のお客様は、AMHは同年代に比べて高めで十分に期待できる数値でした。
それでも半年間、採卵は思うような結果が出ず、空胞や受精後の分割停止が続きます。
検査上は問題なし。
それなのに結果が出ない理由を探っていくと、お仕事が多忙で常に疲労困憊、自然周期採卵の通院負担も大きいと言われます。
LINE相談で何とかやり取りはしていましたが、休養の時間はほとんど取れません。
このような状態では、せっかくの卵巣機能や卵子の潜在力を生かしきれない可能性があります。
卵巣もホルモン分泌も、卵子の発育も、ベースとなる身体が疲弊していれば十分な栄養やエネルギーは届きません。
薬や注射で刺激をしても、それに応える体力が足りなければ成果が伴わないのです。
今回のお客さまには、体力回復を優先する漢方を追加でご提案しました。
すると「本当に体が楽になった!」というお声をいただき、その翌周期の採卵で2年ぶりに胚盤胞が得られました。
検査や治療に意識が集中するあまり、自分の体を充電する時間を後回しにしてしまう方は少なくありません。
しかし妊娠・出産は、最終的にはご自身の体が担うものです。
赤ちゃんを迎えるための身体をいたわり、力を蓄えることは欠かせません。
最近は「卵子の質を上げるには何をすればいいですか?」というご相談が増えています。
確かに体外受精が一般的になった今、「卵子の質」は年齢と並ぶ重要課題です。
ただし、質を年齢だけのせいにして焦り、検査やサプリメントだけに頼ることは本質的な改善にはつながりにくいもの。不可欠なのは、卵巣機能を最大限に引き出せる体力と気力、そして着床を受け入れる柔らかな子宮環境です。
そのためにはまず、
・睡眠は十分か
・食事は整っているか
・疲労や不調を放置していないか
こうした日常のコンディションを立て直すことが、質改善の近道につながります。
一陽館薬局の子宝漢方は、内臓の働きを整え、体を内側から底上げし、今のあなたのベストを発揮できるようサポートします。
その結果、AMHが上昇したり、採卵成績が改善する例も珍しくありません。
「年齢だから」こそ慎重に“体の力”を引き出すことで、卵子の質はまだ変わる可能性があります。
一陽館薬局は、あきらめないあなたにしっかり寄り添います。
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◎陽子先生妊活Instagram
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