「冷え」の本質は?
師走と聞けば、いっそう寒さを感じるような気がします。
これからの時期は、「体の冷え」による不調に関するご相談が多くなります。
「冷え性」の方は、カイロが手放せない、厚着をする、などの工夫をされているとお聞きします。
また、運動不足やお風呂はシャワーだけで済ますなど「冷えの要因」も自覚されているかたも多いと思います。
「冷え」の正体は何なのでしょうか?
温めたり、血行を促進したりするのは、冷えに対する「対処法」ですが、
なぜ、冷えてしまうのか?がわかれば、効果的な本質的な改善もできるかもしれません。
「冷え」に対する見解は、見る角度により異なりますが、
筋肉量やゴースト血管など体の構造的な側面、
体温調節機能といった自律神経の問題、
貧血や血虚(漢方的にいう血液不足)など生理がある女性ならではの問題、
運動不足や食事や生活習慣による瘀血(漢方的にいう「血」がドロドロして流れが悪いイメージ)など体質的な問題、
・・・・
どのタイプかを見定めて、適切な漢方薬で効果的に冷え対策をしていくと
これまでとは違った「冬」を過ごせるかもしれません。
「冷え性」だから妊娠できないということではありませんが、
「冷え性」は、先に挙げた要因を表すひとつのサインといえます。
その要因を放置することにより、さらにバランスの崩れが拡大してしまうことにつながります。
本質から変わる「漢方」を体調管理の基本に備えていただければと思います。
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