検査結果に応じた、漢方での具体的なアプローチ
【基礎体温の乱れ】(低温期と高温期が安定しない/グラフがギザギザなど)
漢方的には
・冷え、瘀血(血の巡りの悪さ)、腎虚(生命力の低下)
漢方によるアプローチ
・体を温め、血流を促し、ホルモンバランスを整えます
【精子の状態がよくない(精液検査)】(運動率が低い/数が少ない/奇形率が高い)
漢方的には
・腎虚(精力や生殖力の低下)、気虚(エネルギー不足)、瘀血
漢方によるアプローチ
・腎を補い、精子の質や運動力を高める体づくりを行います
【頸管粘液の不足】(粘液の量が少なく、精子の通過が困難な状態)
漢方的には
・津液不足(体内の潤いの不足)、気虚
漢方によるアプローチ
・潤いと巡りを整え、頸管粘液の分泌と質の改善を目指します
【精子の運動性が悪い(フーナーテスト)】(精子の動きが悪く、子宮内をうまく進めない状態)
漢方的には
・気虚(体力不足)、瘀血(血流の滞り)
漢方によるアプローチ
・気血を補い、全身の巡りを整えることで、精子本来の運動力を高めていきます
~補足~
精子も年齢とともに老化し、質が低下します。精子の形成には約74日かかるため、ご夫婦そろって漢方を活用するのがおすすめです。
※造精機能障害(精子を作る働きの問題)や頸管因子(子宮頸管の問題)、抗精子抗体(免疫の影響)、卵管因子(卵管の問題)なども関係することがあります
【卵管の通過障害(造影検査)】(卵管の狭窄や癒着により通りが悪い状態)
漢方的には
・瘀血(血の滞り)、湿熱(炎症やこもった熱)
漢方によるアプローチ
・巡りと水分代謝を整え、炎症や滞りの改善を目指します
【子宮・卵巣の異常(経腟超音波診断)】(子宮内膜が薄い/卵胞が育ちにくいなど)
漢方的には
・腎虚(生殖力の低下)、血虚(栄養不足)、瘀血(機能低下の一因)
漢方によるアプローチ
・腎を補い、血流と栄養を整えて、着床しやすい環境をつくります




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