妊娠力と夏の冷え
冷えは、月経不順や肌トラブル、慢性的な疲労感など、さまざまな不調の根本原因になることがあります。
暑い季節でも、冷房・冷たい飲み物・薄着などの影響で、体の内側から冷えてしまうことがあるのです。
こうした「夏の冷え」は、妊娠力に深刻な影響を与えることがあります。
●体が冷えていると、妊娠しにくいのはなぜ?
体が冷えると血流が滞りやすくなり、子宮や卵巣といった妊娠に関わる臓器に、酸素や栄養、ホルモンが十分に届きにくくなります。
とくに子宮や卵巣の血流が低下すると、卵子の発育や子宮内膜の状態にも影響が出てきます。
さらに、血行不良が進むと冷えが悪化し、冷えと血流の滞りが互いに影響し合う悪循環に陥ることも。
その結果、生理痛がひどくなったり、生理不順などの婦人科系トラブルが起こりやすくなります。
冷えが直接的に不妊を引き起こすわけではありませんが、冷えは体にさまざまな影響をおよぼし、結果的に妊娠にしにくい状態をつくってしまうのです。
体の冷えや血流の滞りによって、次のような影響があらわれることがあります。
・卵胞の発育が悪くなる
・排卵のタイミングが不安定になる
・子宮内膜が十分に厚くならない
・着床しづらくなる
・ホルモンバランスが乱れる
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