五味・五性で整える『冬の妊活養生』
冬は、体のエネルギーを内に蓄える季節。
妊活においても、この時期は“腎”を養い、体の土台を整えることが大切です。
腎は生命力やホルモンの働きと深く関わる臓で、いわば「妊娠力の源」。
腎の力を高めるには、補腎薬のほか、体を冷やさず、エネルギーをしっかりためることが大切です。
特に冬は、食事で体をいたわりながら整える“食養生”が妊娠力を育てるポイント。
漢方では、食材が持つ「味」と「性質」を意識することで、体の働きを整え、季節に合ったバランスを保つと考えます。
五味(ごみ)・五性(ごせい)の知恵を取り入れて、内側から妊娠しやすい体づくりを進めていきましょう。
●五味とは?
食材の味を「酸(さん)・苦(く)・甘(かん)・辛(しん)・鹹(かん)」の5つに分類したもの。
それぞれが「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」に働きかける力があります。
食材によっては1つの味だけでなく、複数の味を持つものもあります。
また、不調があると特定の味を欲することがあり、「無性に〇〇が食べたい」というのも、体からのサインかもしれません。




この記事へのコメントはありません。