コウノトリ通信 Vol.24
こんにちは(*´∀`*)
漢方の一陽館薬局です。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の通り、ようやく過ごしやすい頃となりましたね。
桜もそろそろ咲き始めてきました♪
お花見シーズン到来!
お弁当持って春の空気をいっぱい吸ってリフレッシュするのもいいですね。
ただし、花粉症対策はお忘れなく!!
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■今回のテーマ 『未病を防ぐ食養生』
食べ物で健康を保つという考えは、昔から「食養生」として伝えられてきました。
私達にとって、「食」は、生きるために必要不可欠なものです。
「食」が私達のカラダの細胞を作っているため、いまの時点で不健康だとしても
「食」を変えることで、少しずつカラダを変えていくことは可能です。
日頃から自分がどんなものを食べているのか、意識してみましょう。
☆健康を維持する為には、自然にあるものを食べ自然とのバランスをとること。
☆旬のものをとりつつ、その時のカラダの状態に合った食材を摂る。
ただそれだけのことなのです(*´∀`*)
《一物全体 いちもつぜんたい》
ひとつのものを丸ごとすべて食べること
「食べる部分」「食べない部分」を分けてしまうより、
丸ごとすべて(生きていく為に必要な要素がバランス良く含まれている状態)こそ、
バランスが良いと考えています。
例えば、お米は精米されたものより、皮や胚のついた玄米を。
野菜は、皮や根や葉などにも大切な栄養を持っています。
魚も出来れば、小魚のように頭も骨も内臓も食べる方が良いです。
《身土不二 しんどふじ》
その土地で育った旬のものを食べること
私たち自身も自然の一部。
土地の風土や気候と切り離すことは出来ません。
その土地土地でその時に出来るものが、その土地に生きる私達にとって、
一番良いもの、一番自然と考えます。
日本人は四季に恵まれ、長い間魚や穀類を中心にした食事をしてきました。
その日にとれた魚や野菜を食べる暮らしは、まさに身土不二。
私達のカラダは自然の一部なので、旬のものを食べることによって自然と一体化でき、
自然からエネルギーをもらうことができるのです。
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~春に旬を迎える食材の簡単レシピを紹介します。~
《菜の花とニンニクの炒め物》(2人分)
・ 菜の花 1束(200gくらい)
・ オリーブオイル 大さじ3
・ ニンニク 1片~2片くらい (お好みの量)
・ ショウガ ニンニクと同じくらいの量をお好みで
・ 塩 小さじ1/2
①菜の花は食べやすい大きさに、ニンニクはみじん切り、ショウガは千切りにする。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニク・ショウガ・菜の花を入れ弱火で炒め、
塩で味をととのえる。
☆菜の花☆
栄養価が高くミネラルも豊富で、
肝の働き(肝臓の働きの他、自律神経系や血液を司り、目や爪に関係が深い)を良くし、
気・血の巡りを良くする働きがあります。
吹き出物やニキビ・目の充血・めまい・のぼせ・イライラなど気になる人にオススメです。
《ハマグリとセロリのスープ》 (2人分)
・ ハマグリ 4個~6個
・ セロリ 1本
・ 長ネギ 1/2本
・ 水 700ml
・ しょうゆ 大1/2
・ 酒 大2
①ハマグリは塩抜きをし、セロリは筋を取っておく。
②セロリと長ネギは3cmくらいに切り、縦に千切りにする。
③鍋に水とハマグリを入れ、煮立ったらアクをとる。
④ハマグリの口が開いたら、セロリと長ネギを加え、しょうゆと酒を入れる。
(お好みで塩胡椒など)
☆セロリ☆
肝の働き(肝臓の働きのほか、自律神経系や血液を司り、目や爪に関係が深い)を良くし、
目のトラブル・めまい・のぼせ・イライラ・頭痛・情緒不安定などが気になる方にオススメです。
余分な熱や水分を取り除くなど、デトックス効果も期待できます。
☆ハマグリ☆
呼吸器系が弱い・足腰がだるい・ほてり・のぼせ・寝汗が気になる方にオススメです。
◆このような事を心掛けてみましょう!!
・ 加工食品や食品添加物を、できるだけ避ける。
・ 食事の量は、腹七分目~八分目。
・ 良く噛む。
・ 楽しい気分で食卓を囲む。
・ 食べ物に対しての感謝の気持ちを大切に。
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