おりものは健康状態を知るバロメーター
漢方では「おりもの」のことを帯下(こしけ、たいげ)といい、
体質を判断する上の重要な要素とされています。
一般的には、透明~乳白色で「乳酸桿菌」(ラクトバチルス)という善玉菌が乳酸を分泌するため
少し酸っぱいにおいと言われています。
(※乳酸桿菌(ラクトバチルス):腸内に生息する腸内細菌である乳酸菌の一種)
エストロゲンの分泌にほぼ比例し、生理と同じように一定の周期があり、量・色・においなどが変化します。
例えば「以前よりおりものの量が少ない」と心配されている方はいらっしゃいませんか?
おりものの状態は、卵胞が正常に発育し排卵がスムーズであること、また生殖機能の働きの表れでもあります。
経血の量や質とも密接な関わりがあるので、卵胞発育不良や無排卵などを早い段階で推測することができます。
排卵誘発剤の使用や採卵を繰り返すことなど、治療によるダメージにより、おりものの減少を引き起こす場合もあります。
健康状態を知る大事なバロメーターにもなっていますので、日頃からセルフチェックしていきましょう!
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