『 食養生 』
漢方の考え方の根底には「養生」があります。
「養生」とは、日々の生活を見直し正すことが健康につながるという考え方。
生命を養う基本は食べることなので「食養生」は重要な役割となるのです。
現代人の生活習慣の中で、最も乱れているのが食生活といわれています。
朝食を食べない・お菓子を食事がわりにする・肉ばかりで魚や野菜を食べない・
インスタント食品ばかり・深夜に高カロリーな食事をする・・・など。
心あたりはありませんか?
カロリーや栄養素の計算ではなく、食べ物のもつ「味と性質」から食事を考えることが「食養生」の基本。
特性を季節や体調の変化に合わせて取り入れることで、食事からカラダを整えます。
例えば、夏にスイカ・秋にサツマイモなどが美味しく感じるのは、その時に必要な食材だからです。
「病気まではいかないけれど、何となく調子が悪い」というような状態を改善するには、
薬やサプリに頼る前に毎日の食事の見直しがとても重要です。
食生活だけでなく、働く女性が増えたことによる「ストレス」や「晩婚化」や
「晩産化」によるホルモンの乱れも多くなっているようです。
日々の食事は、今の健康だけでなくそれより先のカラダづくりにもつながります。
健康を保つということは、自分のカラダにとって適した食べ物をとること。
自分自身の今の状態を知り、食事やライフスタイルを見直し、
体質や体調に合った食品を取り入れていきましょう。
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