『 不妊治療の理想と現実 ① 』

日本の体外受精件数は、世界一と言われていますが、
実際に妊娠して出産までいたっているのはどれくらいの件数だと思いますか?

実は、、、出産率は世界最低ランクというのが現状です。
〔生殖補助技術 2017年データ(公益社会法人 婦人科学会発表)〕より

総治療数:約45万件
(37歳~42歳は各々3万件以上、合計216,457件で全体の48.3%を占める)

まず、このなかで移植までたどりつける件数が約25万件。
なんと! 残りの20万件は、移植すらできていないのが現実です。
つまり治療を開始した45万件の中で、わずか半分強しか移植できていないのです。

この結果は、治療をしている方々にとっても、
治療をする側や私たち不妊相談を受ける側にとっても非常に衝撃的な結果です。

「採卵できない」または「採卵できても移植できない」理由は、
卵子の育ちが悪い、卵子の質が悪い、受精しない、
内膜が薄い(治療ではあまり重要視されていませんが、とても重要な要素です)など、
様々です。

ここでは「卵巣機能を維持・高める」ことについて考えてみたいと思います。

卵巣という臓器は、カラダの中で単独で活動しているのではなく、
カラダ全体の調子が反映されるということを忘れてはなりません。

近年、よく見られる「卵子の老化」は年齢と関係ありますが、年齢だけの問題ではありません。

例えば、カラダの調子が悪いという場合は、カラダの中にある卵巣・子宮などの生殖器官も、
本来備わっている生殖力がじゅうぶんに発揮されていないということになり、
当然卵子の質も良くない状態になります。

残念ながら、治療では卵子の質を上げることはできません。

そこで、漢方の力を借りることで卵巣機能を補い、ホルモンを作る力を高めて、
生殖活動に必要な体力や精力を補い、質の良い卵子を育てることができるのです。

普段から、体調が悪い、疲れているという方は、まずは健康なカラダ作りが大切です。

漢方では体内のそれぞれの機能を『肝・心・脾・肺・腎』の五臓に分けて考えます。

五臓のバランスが整っている状態が健康な状態。

妊娠に関わりの深いのは『肝・脾・腎』。

このなかで、最も重要な役割をもつのが『腎』。

『腎』は、腎臓の機能だけでなく、「生命活動のもととなる精気の貯蔵」
「成長・発育」「生殖」「免疫」「ホルモン」などをコントロールする働きがあります。

あなたに合った「補腎薬」で、漢方卵子を育てていきましょう。
ぜひご相談ください。

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